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GNCレター
米の半導体製造装置大手、Applied Materials(AMAT)は9月23日、半導体受託製造大手の米GlobalFoundries(GF)との戦略的協業を発表した。
今回の協業により、両社は最先端のウェーブガイド(導波路)製造施設をシンガポールにあるGFの拠点に設置し、拡張現実(AR)メガネや高効率・高性能を要するほかの光学システムなど、次世代AI応用向けのウェーブガイド部品を開発する。具体的にはAMATがウェーブガイド部品の開発を担い、GFが量産パートナーとして機能する。
AMATは今回の協業について、「フォトニクスが次世代AIアプリケーションの基盤技術として進化するうえで、重要なマイルストーンとなる」とし、「ARや、人間中心のデジタル体験など、超高効率・軽量・高性能な光学システムを必要とする分野において、その可能性を切り拓くものだ」としている。
AMATのCTO室 フォトニクス・プラットフォーム事業担当 副社長のPaul Meissner氏は、「フォトニクスは、人間をAI体験の中心に据える拡張現実(AR)グラスの重要な実現技術として急速に発展しており、AMATはこの変革を主導する独自の立場にある」としたうえ、「GFとの協業により、材料工学におけるリーダーシップをさらに拡張し、高度に統合されたディスプレイ技術を提供することが可能になる」と期待した。
また、GFのAPAC製造部門およびシンガポール拠点担当副社長のYew Kong Tan氏は、「当社のグローバルな半導体製造の専門知識と、AMATの最先端の材料工学を組み合わせることで、次世代デバイスの採用を推進し、拡大させる革新的な技術ソリューションを提供する」と述べた。
両社は今回の提携について、材料、センサ、インテグレーション、組立、テスト、アプリケーションの各分野を含む、シンガポールにおける新興かつ活気あるフォトニクスエコシステムの発展に貢献するものになるとしている。
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