ファンドリ企業大手の米GlobalFoundries(GF)社は2021年10月5日、NASDAQでの新規株式公開(IPO)に向けて米国証券取引委員会(SEC)に上場目論見書を提出したことを発表した。同申請書類では、IPOの規模を10億米ドル(約1,110億円)に設定している。なお、この数字は手数料計算のために使用されるプレースホルダーで、IPO条件が決まれば変わる可能性がある。銘柄コードは「GFS」とする予定。
Morgan Stanley, Bank of America(BofA) Securities、J.P. Morgan、Citigroup、Credit SuisseがIPOを主導する。
また、2021年上半期については、売上高が前年同期比13%増の30億4,000万ドル、純損失は前年同期の5億3,400万ドルから3億100万ドルに縮小したことを明らかにした。2020年は、売上高が48億5,000万ドル、純損益が13億5,000万米ドルの赤字であった。
GFは2021年6月にはシンガポールに新工場、7月にはFab8(ニューヨーク州Malta)に新工場棟の建設を発表している。