台湾の大手ファウンドリ企業United Microelectroics(UMC)社は2022年10月26日、2022年度第3四半期(2022年7月〜9月)業績を発表した。同期売上高は753億9,200万台湾ドル(NTドル)で、前年度同期比34.9%増、前期比4.6%増となった。ウェーハ出荷量(200mmウェーハ換算)は259万7,000枚で、生産能力253万9,000枚を上回っている。
営業利益は301億5,700万NTドルで、前年度同期比99.3%増、前期比7.1%増となった。純利益は269億9,600万NTドルで、前年度同期比54.6%増、前期比26.6%増となった。
売上高の地域別構成比率は北米23%、アジア太平洋62%、欧州9%、日本6%。アプリケーション別構成比率は、コンピュータ14%、通信45%、コンシューマ27%、その他14%。ファンブレス企業向けが売上高の83%を占めている。
プロセス別では、14nm以下は0、14nm超28nm以下が25%、28nm超40nm以下が17%、40nm超65nm以下が18%、65nm超90nm以下が8%、90nm超0.13μm以下が12%、0.13μm超0.18μm以下が10%、0.18μm超0.35μm以下が8%、0.5μm超が2%。
2022年度通期の設備投資額は前年度比67%増の30億米ドル(300mmライン向けが90%)を計画している。
2022年第4四半期(2022年10月〜12月)は、ウェーハ出荷量で前期比10%減、稼働率は90%に減少する。