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GNCレター
ヤマハ発動機は2月12日、子会社のヤマハロボティクスホールディングス(HD)がその傘下の3社を吸収合併すると発表した。半導体後工程向けの装置を手掛ける計4社を統合し、ヤマハ発動機本体が製造する表面実装機と合わせ、同分野における世界トップクラスのトータルソリューション企業を目指す。
合併期日は7月1日。ヤマハロボティクスHDを存続会社とし、同社の完全子会社である新川、アピックヤマダ、PFAを吸収し、社名を「ヤマハロボティクス」に変更する。新川はボンダ、アピックヤマダはモールディング装置、PFAは実装装置や検査装置などを主に製造しているが、これらを一つの会社に集約し、ワンストップスマートソリューションを進める。
また、ヤマハ発動機は同日、3か年の中期経営計画を発表。表面実装機と半導体後工程装置の「ロボティクス事業」を二輪車などに次ぐ戦略事業と位置づけ、後工程向けの設備投資を2.2倍に増やすと明らかにした。パッケージングをはじめとする半導体の後工程技術の革新が進む中、4社の吸収合併と合わせて、後工程装置市場における競争力の強化につなげたい構えだ。
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