半導体受託生産世界最大手、台湾・TSMCは8月9日、2024年7月の売上高を発表した。前期比23.6%増、前年同期比44.7%増の2,569億5,300万台湾ドル(約1兆1,600億円)となり、過去最高を記録した。

生成AI向けのサーバーやスマートフォンに搭載する先端半導体の販売が好調で、これまで最高だった2023年10月の2,432億台湾ドルを上回った。特に米Appleや米NVIDIAからの受注が増加したという。同社の月次売上高は2024年1月に前年同月比プラスに転じており、増収は7カ月連続となる。

なお、1~7月の累計売上高は前年同期比30.5%増の1兆5,231億700万台湾ドルとなっている。生成AI関連の需要は今後も拡大する見込みであり、通年の売上高としても前年比で30%を超える可能性がある。