台湾Taiwan Semiconductor Manufacturing(TSMC)社は2021年7月15日、2021年度第2四半期(2021年4月〜6月)業績を発表した。同期売上高は3,721億5,000万台湾ドル(NTドル)で、前年度同期比19.8%増、前期比2.7%増となった。営業利益は1,456億7,000万台湾ドルで、前年度11.1%増、前期比3.2%減となった。純利益は1,343億6,000万台湾ドルで、前年度同期比11.2%増、前期比3.8%減となった。同期設備投資額は59億7,000万米ドルとなった。


プロセス別構成比率は、「5nm」が18%、「7nm」が31%、「10nm」が0%、「16nm」が14%、「20nm」が0%、「28nm」が11%、「40/45nm」が7%、「65nm」が5%、「90nm」が3%、0.11/0.13μmが3%、「0.15/0.18μm」が6%、「0.25μm以上」が2%となった。 7nm以降の先端プロセスにおける売上は49%と、約半数を占めている。

アプリケーション別構成比率はスマートフォンが42%、高性能コンピューティング(HPC)が39%、IoTが8%、自動車が4%、デジタル家電が4%、その他3%となった。

対前期比で見ると、デジタル家電が−12%、スマートフォンが−3%に対して、自動車が+12%、HPCも+12%と両者が売上を大きく伸ばしている。

地域別売上高構成比率は北米64%、アジア太平洋15%、中国11%、欧州・中東6%、日本4%となった。

また、今後の2021年度第3四半期(2021年7月〜9月)売上高は146億〜149億米ドル(21年度第2四半期は132億9,000万米ドル)。2021年通期設備投資額は148億1,000万米ドルを計画している。