半導体受託製造世界最大手、台湾・TSMCは3月8日、2024年2月の売上高を発表した。これによると、売上高は1,816億NTドルで前月比では15.8%減となったものの、前年同月比では11.3%増となった。また、2024年1月~2月の売上高は3,974億台湾ドルで前年同期比9.4%増となった。同社の最大の顧客である米・Appleのスマートフォン「iPhone」の販売減速による影響が懸念されたが、世界的なAI(人工知能)開発の波がこれを相殺し、増収につながったとみられる。

同社はAI向け半導体の最大手である米・NVIDIAも顧客に持っている。そのため、高性能半導体を必要とする大規模言語モデル(LLM)開発拡大から最大の恩恵を受ける企業の一つと考えられている。

アナリストはTSMCについて、「データセンターおよびその周辺のほぼ全てのAI処理を可能にしている」と指摘しており、AIブームの更なる加熱により、売上が大幅に増加する可能性が考えられる。

出典:TSMC February 2024 revenue Report