富士フイルム株式会社は、電子材料事業の更なる拡大を狙い、台湾の新竹市湖口工業団地に新たな工場を建設することを発表した。さらに、既存の台南工場でも、設備投資を実施し、建設中の新棟にCMPスラリーの製造設備等を導入し、2024年春に稼働させる計画を進めている。

両事業の設備投資金額は約150億円であるとしている。

新竹市の新工場は、製造・倉庫・オフィス機能を備え、CMPスラリーや、フォトリソグラフィ向けの現像液やクリーナーの生産を行う。着工時期は2024年春を予定し、稼働開始は2026年の春を予定している。

台南工場の新棟は、CMPスラリーや現像液の生産を行う。着工時期は2022年9月で、稼働開始は2024年の春を予定しているという。