半導体世界最大手の韓国Samsung Electronics社は2023年4月28日、2023年度第1四半期(2023年1月〜3月)の業績を発表した。半導体事業の売上高は13兆7,300億ウォンとなり、前年度同期比49%減、前四半期比32%減となった。メモリ事業の売上高は8兆9,200億ウォンで、前年同月比56%減、前月比は27%減となった。

半導体事業の営業損益は4兆5,800億ウォンの損失となった。前年同期からは13兆300億ウォン悪化し、前四半期からは4兆8,500億ウォンの悪化となった。同四半期の全社設備投資額は13兆2,400億ウォンとなった。
同四半期のメモリ事業では、在庫調整が続いており、価格低下、評価損もあり、大幅な減収減益となっている。しかし、DRAMについては価格低下が予想よりも下げ止まっている。需要に関しても、新型スマートフォン向けの高集積品の需要が高まるなど、明るい見通しも出ている。NAND型フラッシュメモリについては512GB、1TBという大容量品のビット成長率は期初計画を上回るものとなった。システムLSIの2023年第1四半期では、SoC、センサ、ドライバICなど各分野で大幅に売上を落とした。しかし、モバイルSoCの分野で、超広帯域近距離通信用ICは売上を伸ばしている。

2023年第2四半期については、在庫調整が終わり、わずかではあるが前四半期から回復する可能性があるとしている。2023年第2四半期のメモリ事業については、高性能製品分野では需要の回復が見られるが、在庫調整は継続されるものと予想される。Mobile/PC向けでは価格が低水準で推移すると見られる。しかし、ユーザの在庫調整は同四半期中に解消されると見込んでいる。

ファンドリ事業は2023年第1四半期も在庫調整の影響から売上げを落としている。2023年第2四半期についてはカスタマの在庫調整が終わりを迎えると見られることから、売上げも前四半期比で微増が見込まれるとしている。