アルバックは2023年2月14日、2023年6月期上半期(2022年7月~12月)業績を発表した。同期売上高は1,113億6,000万円で、前年同期比5.4%増となった。受注高は1,291億1,000万円で、前年同期比10.7%減となった。営業利益は同8.3%減の104億5,600万円、純利益は同14.7%増の93億3,400万円となった。

半導体/電子部品製造装置の同期売上高は同5.1%増の365億7,500万円、受注高は同35.1%増の527億円となった。受注については、メモリ向けは投資減速の影響から大幅に低下したが、ロジック、パワーデバイス向けが大幅に拡大した。特にロジックではメタルハードマスク(MHM)工程への参入が進んだことが、受注増につながっている。
同期のFPD製造装置は、売上高は同4.3%減の289億円、受注高が同56.2%減の236億円となった。

2023年6月期通期の見通しは、全社売上高が前年度4.7%減の2,300億円、営業利益は同20.3%減の240億円、純利益は同微減(1.0%減)の200億円としている。半導体・電子部品製造装置は受注高が前年度比20.0%増の980億円、売上高は同39.3%増の845億円を見込んでいる。ロジックや成熟ライン向け投資の拡大を見込んでいる。
FPD製造装置は、受注高が26.2%減の590億円、売上高としては同32.3%減の550億円と予想している。