台湾Taiwan Semiconductor Manufacturing(TSMC)社は2023年1月12日、2022年12月期第4四半期(2022年10月~12月)および2022年12月期通期の業績を発表した。

第4四半期の売上高は6,255億3,000万対台湾ドル(NTドル)で、前年度同期比42.8%増、前期比2.0%増となった。ウェーハ出荷量(300mmウェーハ換算)は370万2,000枚。
営業利益は3,250億4,000万NTドルで、前年度同期比77.8%増、前期比4.7%増。純利益は2,959億NTドルで、前年度同期比78.0%増、前期比5.4%増となった。
同期設備投資額は108億2,000万米ドルで、前年度同同期比27.9%増、前期比23.7%増となった。
アプリケーション別売上高構成比率は高性能コンピューティング(HPC)が42%、スマートフォン38%、IoT8%、自動車6%、デジタル・コンシューマ2%、その他4%。地域別構成比率は北米69%、中国12%、アジア太平洋7%、欧州・中東6%、日本6%となった。
プロセス別構成比率は、5nm32%、7nm22%、16nm12%、28nm11%、40/45nm7%、65nm5%、90nm2%、0.11/0.13μm3%、0.15/0.18μm5%、0.25μm超が1%となった。

2022年12月期通期業績は、売上高は前年度比42.6%増の2兆2,638億9,000万NTドル、営業利益は同72.5%増の1兆1,212億8,000万NTドル、純利益は同70.4%増の1兆165億3,000万NTドルとなった。ウェーハ出荷量(同)は前年比7.6%増の1,525万3,000枚となった。
通期設備投資額は2022年10月に公表した見通しを上回り、前年度比20.7%増の362億9,000万米ドルとなった。
アプリケーション別売上高構成比率はHPCが41%、スマートフォン39%、IoT98%、自動車5%、デジタル・コンシューマ3%、その他3%。地域別構成比率は北米68%、中国11%、アジア太平洋11%、欧州・中東5%、日本5%となった。
プロセス別構成比率は5nm26%、7nm27%、16nm13%、28nm10%、40/45nm7%、65nm5%、90nm2%、0.11/0.13μm3%、0.15/0.18μm6%、0.25μm超が1%となった。

2023年12月期第1四半期(2023年1月~3月)の売上高は167億~175億米ドル(前年同期比0.4%減~5.0%減)と予測している。