台湾のOSAT企業ASE Technology Holdings社は2023年2月9日、2022年12月期第4四半期(2022年10月~12月)および通期業績を発表した。

第4四半期の全社業績は、売上高が前年度同期比2.6%増の1,774億1,700万台湾ドル(NTドル)となった。このうち、パッケージング事業の売上高は766億3,000万NTドル、前年度同期比1.7%増、前四半期比4.9%減。テスティング事業は146億7,600万NTドルで、前年度同期比6.7%増、前四半期比1.8%減となった。パッケージング、テスティング事業に、直接材料(Direct Materials)、その他事業を加えたATM事業全体の売上高は972億4,200万NTドルで、前年同期比7.4%増、前四半期比4.5%減となった。
全社の営業利益は同0.8%増の197億7,400万NTドル、純利益は約半減(49.1%減)の157億3,000万NTドルとなった。

ATM事業のアプリケーション別構成比率は通信53%、コンピューティング16%、自動車・コンシューマ・その他が31%。事業タイプ別は、バンプ/フリップチップ(FC)/WLP/SiPが43%、ワイヤボンディングが33%、テスティング15%、材料7%、その他2%。
2022年12月期通期の業績は、全社売上高が前年度比17.7%増の6,708億7,300万NTドル、営業利益は同29.1%増の801億7,600万NTドル、純利益は同2.8%減の620億9,000万NTドルとなった。通期設備投資額は同8.8%減の16億9,700万米ドルとなった。
ATM事業の売上高は同11.6%増の3,655億8,900万NTドル。うちパッケージ事業の売上高は11.5%増の3,039億4,800万NTドル、テスティング事業は同12.0%増の559億6,000万NTドルとなった。

2023年12月期第1四半期(2023年1月~3月)のATM事業売上高は前四半期比からの増加が期待できる。2023年12月通期は横這いから1桁台後半のダウンを予想している。