オランダASML Holdings(ASML)社は2023年1月25日、2022年12月期第4四半期(2022年10月~12月)および2022年12月期通期業績を発表した。
同四半期の売上高は64億3,000万ユーロ。前年同期比31.3%増、前四半期比11.3%増となった。営業利益は21億2,500万ユーロ。前年同期比4.3%増、前四半期比9.8%増。純利益は18億1,700万ユーロ。前年同期比2.4%増、前四半期比6.8%増となった。設備投資額は4億6,600万ユーロで、前四半期から1億ユーロの拡大となった。

エンドユーザ別売上高構成比率は、メモリが36%、ロジック64%。地域別売上高構成比率は台湾48%、韓国28%、米国7%、中国9%、日本3%、欧州・中東が2%、その他アジア3%。
製品別売上高構成比率と台数は以下の通り。EUVシステムが49%、13台。ArF液浸(ArFi)が31%、22台。ArFドライ(ArF)が4%、6台。KrFが12%、49台。i線が1%、14台。検査測定装置の構成比率は3%となった。受注額は63億1,600万ユーロで、メモリ向け34%、ロジック向けが66%。

2022年12月期通期の業績は、売上高が前年度比13.8%増の211億7,300万ユーロ。このうちメモリ向けが前年度比34.2%増の54億5,300万ユーロ、ロジック向けが同4.0%増の99億7,700万ユーロ、サービス、パーツなど既設装置関連事業売上高が同15.8%増の57億4,300万米ドルとなった。地域別構成比率は台湾42%、韓国29%、米国7%、中国14%、日本4%、欧州・中東が2%、その他アジアが2%。
製品別売上高構成比率と台数は以下の通り。EUVシステムが46%、40台。ArF液浸(ArFi)が34%、81台。ArFドライ(ArF)が4%、28台。KrFが11%、151台。i線が1%、45台。検査測定装置の構成比率は4%となった。

通期営業利益は前年度比3.7%減の65億100万ユーロ、純利益は同4.4%減の56億2,400万ユーロとなった。

2023年12月期第1四半期業績見通しは61億~65億ユーロ(前年同期比72.6~83.9%増)と予想している。このうち既設装置ベースの売上高は15億米ドルを上回る見通しである。2023年12月期については、売上高で前年比25%増、純利益は微増を計画している。