東京エレクトロンは2023年2月9日、2023年3月期第四半期(2022年10月~12月)業績を発表した。同期の全社売上高は4,678億円で、前年度同期比7.6%減、前四半期比34.0%減となった。半導体製造装置(SPE)、FPD製造装置(FPD)ともに大幅な減少となった。
売上減にともない利益も低下している。全社営業利益は1,147億円で、前年度同期比26.5%減、前四半期からは半減(50.7%減)。純利益は855億円で、前年度同期比22.2%減、前四半期の半分以下(52.3%減)となった。

SPE事業の売上高は4,558億円で、前年度同期比6.1%減、前四半期比33.4%減。営業利益は1,147億円で、前年度同期比26.5%減、前四半期比50.7%減となった。フィールドソリューションの売上高は1,150億円となった。
SPE事業の売上高構成比率は日本が10.5%、北米12.7%、欧州9.7%、韓国16.4%、台湾24.0%、中国22.4%、アジア・その他地域は4.6%となった。日本、北米、中国が前四半期比で46.7%減、46.1%減、39.1%減と大きく低減した。
アプリケーション別売上高構成比率はDRAMが15%、不揮発メモリ16%、ロジック/ファンドリが69%となった。

SPE部門の新規装置の2023年3月期第4四半期(2023年1月~3月)売上高は4,050億円。前四半期比17.8%増を見込んでいる。
SPE事業の2022年(暦年)売上高は前年比22%増の2兆1,611億円を見込んでる。
ウェーハプロセス装置市場は2023年(暦年)後半から徐々に回復し、通年では約800億米ドルに拡散すると予想している。