SEMIのSilicon Manufacturing Group(SMG)は2022年10月25日、2022年第3四半期(2022年7月〜9月)時の世界シリコンウエハ出荷量(面積)を、37億4,100万inch²と発表した。これは前年度同期比2.5%増、前期比1.0%増となった。


SMGのAnna-Riikka Vuorikari-Antikainen会長は、「半導体産業はマクロ経済の逆風を受けているが、シリコン産業に関しては前四半期比で成長が続いている。シリコンウエハは全半導体分野で基幹材料として使用されており、今後も長期にわたって成長が期待できる」とコメントしている。

またシリコンウエハ世界最大手である信越化学工業は、10月27日に発表した4〜9月期の決算において、シリコンウエハが含まれる電子材料事業の売上が前年同期比30.9%増の4,393億円となり、引き続き好調を維持している。