10月12日、世界半導体検査装置最大手の米KLAは中国に拠点を置く顧客向けに、最先端の装置やサービスの提供を中止したことがわかった。

ロイター通信の報道によると、128層以上のフラッシュメモリ製造企業や、18nm未満のDRAM製造企業、14nm以下のロジックチップを製造する中国企業などが影響を受けるとされており、中国籍企業では、高い技術力で市場を拡大してきたNANDフラッシュ大手のYMTCや中国初のDRAMメーカーであるCXMT、中国半導体製造最大手のYMTCが大きな影響を受けると見られている。

一方で、中国に所在する中国外メーカーの工場への設備導入も影響を受けるが、個別のライセンスを得られれば引き続きサービスを受けることが出来るとされており、TSMCは既にライセンスを受給した。

また、装置メーカーとしては同様の措置をApplied MaterialsやLam Research、オランダのASMLも行っている。