インドの財閥系企業であるべダンタグループは、台湾のフォックスコンと合弁で、グジャラート州に半導体製造プロジェクトを立ち上げる契約に署名した。今回のプロジェクトは、インド初の半導体製造分野での大型プロジェクトとなる。

このプロジェクトでは、フォックスコン側が技術パートナーとなり、べダンタ側が資金面を担当することになるとされている。株式比率はべダンタ60%、フォックスコンが40%となる予定。
両社は、クジャラート州アーメダバード近郊に28nmのプロセスノード半導体及び、第8世代ディスプレイ生産のための部門を設立する予定。新規投資額は1兆5,400億ルピー(約195億ドル)。

このプロジェクトでは、半導体工場だけの建設だけではなく、現在日本のTSMC熊本工場建設にて起こっている周辺産業の活性化にも重点が置かれており、べダンタ社では「このプロジェクトにより、高度に洗練された装置企業、高純度ガス、化学薬品、ウエハ、フォトマスクなどの素材系企業、装置関連サービスプロバイダーなど、半導体産業バリューチェーン・エコシステムに広く関連するさまざまな企業群を引き付け、クジャラートを世界の半導体ハブの1つとして位置づけることになるだろう」としている。

クジャラート州はインドのモディ首相のお膝元としても知られており、インド政府が21年12月に発表した「電子産業(半導体及びディスプレイ)の誘致・育成を図る包括的な政策プログラム」を活性化させる法案の起爆剤として、クジャラート州の今後の動向が注目される。