ルネサス エレクトロニクスは2022年10月17日、4Dイメージングレーダ製品を提供するインドのファブレス半導体企業Steradian Semiconductors Private Limitedの買収を10月17日付けで完了したことを発表した。Steradianはルネサスの完全子会社となった。
今回の買収は2022年8月17日に発表されており、同時点では「2022年中に買収完了」としていた。買収額は未公表。
Steradian社は、インド・ベンガルールに本社を置く2016年創業のスタートアップ企業。高性能と小型化・電力の高効率化を実現するレーダ技術を保有している。ルネサスはSteradianの買収により、車載レーダ製品をポートフォリオに加え、レーダ事業に本格参入する。
また、ルネサスは、同車載レーダ製品と、レーダ信号を処理するためのADAS用SoC(System on Chip)やパワーマネジメントIC(PMIC)、タイミング製品、認識用ソフトウェアを組み合わせた車載レーダソリューションを開発する。
さらに、Steradian社の優れた技術とエンジニアを活かして、自動車向けだけでなく、産業向けなど幅広い用途のセンシングソリューションに拡充を図る。