ソニーは2022年7月29日、2023年3月期第1四半期(2022年4月〜6月)業績を発表した。全社売上高は前年度同期比2.0%増の2兆3,115億円、営業利益は同9.6%増の3,070億円、純利益は同3.0%増の2,182億円となった。映画、音楽事業は大幅な増収となったが、金融部門が大幅に減収し、全体では微増にとどまった。
CMOSイメージセンサ(CIS)事業を含むイメージング&センシング・ソリューション事業の業績は、売上高が同9.0%増の2,378億4,200万円、営業利益は同29%減の217億円となった。このうちCIS事業の売上高は同16.8%増の2,185億8,500万円となった。
2022年度通期の売上高見通しは、同事業全体で同33.8%増の1兆4,400億円(同年5月の見通しから300億円減収)、CIS事業で同34.1%増の1兆2,700億円を計画している。
減収の要因としては、モバイル機器向けイメージセンサーの販売数量が減少し、減収となることと発表している。
CISの生産能力(四半期)は2022年度第1四半期末時点で13万2,000枚(300mmウェーハ)、ウェーハ投入数は12万6,000枚となった。
同事業への2023年3月期の設備投資計画額は同46.6%増の3,750億円、CIS向け投資は47.1%増の3500億円を計画している。