ソニーグループは2022年5月10日、2022年3月期業績、2023年3月期見通しを発表した。
2022年3月期の全社業績は、売上高が前年度比10.3%増の9兆9,215億1,300万円、営業利益が同25.9%増の1兆2,023億3,900万円、純利益が同14.9%減の8,824億600万円となった。
CMOSイメージセンサを含むイメージング&センシング・ソリューション(IS&S)事業の業績は売上高が前年度比6.3%増の1兆764億円、営業利益は同6.6%増の1,559億円となった。このうちイメージセンサ売上高は同8.6%増の9,473億円となった。デジタルカメラおよび産業機器向けが販売量の拡大に伴って拡大したが、モバイル機器向け製品が製品ミックスの悪化により減収となった
設備投資額は事業全体で前年度比31.9%増の2,558億円、イメージセンサ向け投資額は同31.7%増の2,371億円となった。
同事業の2022年3月期第4四半期業績は売上高が前年度同期比9.9%増の2,553億円、営業利益は同38.9%減の107億円となった。
2023年3月期の同事業の業績は、売上高が同36.6%増の1兆4,700億円、イメージセンサが同34.6%増の1兆2,750億円を計画している。モバイル機器向け製品の大幅な拡大を見込んでいる。
設備投資額は事業全体で44.6%増の3,700億円、イメージセンサでは同45.5%増の3,450億円と計画している。