空調機器メーカである富士通ゼネラルは、2022年に発表したパワーモジュールビジネスについて具体的な計画を明らかにした。
自社システム向けにIGBTモジュールの量産を行うほか、外販にも力を入れていく。その一環として、2022年にはGaNモジュールのサンプル出荷を開始し、2023年度以降の量産を目指すさらに外販事業の強化を進め、2025年度までには年間120億円規模の売上高を目指す。
同社では、子会社である岩手県の富士通ゼネラルエレクトロニクスで社内向けパワー半導体、モジュールの製造を行っているが、外販はわずかに止まっている。2023年度中に新たに1ラインを立ち上げる計画で、生産能力も2022年7月に月産5,000個、23年度初めには同2万個に拡大する。さらに将来的には同20万個にまで拡大する計画である。