SEMIは2021年10月18日、世界のシリコンウエハ出荷面積の予測を発表した。2021年の出荷面積は前年比13.9%増の139億9,800万平方インチとなり、過去最高となる見通しである。ロジック、ファウンドリ、メモリの各分野とも出荷が拡大しているとしている。
2022年以降は成長率は鈍化するものの成長を維持するとの見方をしており、2022年には前年比6.4%増の148億9,600万平方インチ、2023年には同4.6%増の155億8,700万平方インチ、2024年には同2.9%増の160億3,700万平方インチと予想している。

また、SEMIは世界のパワー半導体/化合物半導体工場の生産能力が、2024年に200mmウエハー換算で月産1,060万枚規模に達するとの予測も発表している。2020年時点のパワー半導体/化合物半導体工場の生産能力は月産850万枚程度であるが、2021年には2020年比で7%増加し、以降、2022年に前年比6%、2023年に前年比5%と年々増加すると予測。そして2023年の生産能力は月産1024万枚と初めて月産1,000万枚の大台を突破するという。2024年も前年比から4%増加し、月産1,060万枚に達するという。

また、2024年時点のパワー半導体/化合物半導体生産能力の地域別占有率としては中国が33%と最大で、以下、日本が17%、欧州が16%、台湾が11%と予想した。化合物半導体は、パワー半導体製造メーカーが安定調達を目指し、提携や生産能力増強の動きを近年見せている。