ロームは2022年7月29日、2022年度第1四半期(2022年4月〜6月)の業績を発表した。同期の全社業績は、売上高が前年度同期比12.5%増の1,251億1,200万円、営業利益は同47.6%増の225億2,500万円、純利益は同15.7%増の352億6,100万円となった。自動車関連市場、産業機器関連市場を中心に売り上げを伸ばした。
LSI事業の業績は売上高が前年度同期比11.2%増の547億3,900万円、営業利益は同68.7%増の106億1,700万円となった。自動車関連分野で電源IC、付加価値の高い絶縁ゲートドライバICなどが順調に売り上げを伸ばした。
半導体素子事業は、売上高が同14.0%増の536億5,400万円、営業利益は同37.8%増の89億3,400万円となった。ダイオード、パワーデバイスは自動車関連市場向けを好調に推移、トランジスタは産業機器向けに堅調に推移した。LED、半導体レーザのオプトデバイスは民生機器関連市場向けに売り上げを伸ばした。
全社設備投資額は220億7,600万円で、前年度同期から76.8%増、95億9,400万円の拡大となった。
2022年度通期売上高は前年度比12.8%増の5,100億円を予想している。