九州経済産業局は、九州で半導体関連人材の育成するための組織である、「九州半導体人材育成等コンソーシアム」を設立することを発表した。この組織は、3月下旬に発足する。この組織に参加するのは、企業では熊本に工場を建設することを発表した台湾のTSMCと日本のソニーグループによる合弁会社のほか、大学からは九州大学や熊本大学が参加する。この組織が発足してから当面5年間をめどに、半導体の技術者などの人材育成に取り組む方針が示された。

人材育成の方法としては、

・学生などを対象にした教育プログラムを産学官が連携して取り組む。
・台湾などにある海外の先進的な半導体関連企業と人材交流を行う。
・九州にある関連企業の取引の拡大に向けて、企業同士のマッチングを行う仕組みづくりを創るとしている。
この組織の発表会見で九州経済産業局の後藤雄三局長は「シリコンアイランドの復活に向けて九州がハイテクの先進地になれるよう取り組んでいく」と述べました。