韓国SK-Hynix社が計画していた中国工場(江蘇省無錫)への最新製造装置導入計画を凍結したことが、2021年11月18日に米Reuter社などにより報じられた。対象となる装置はEUV露光装置で、韓国工場で使用しているものと同じ製品の導入を計画していたが、米国政府の制限を受けて計画を凍結した。
米国政府はEUV露光装置などの最先端製造装置の中国企業による輸入を制限しており、今回は中国以外の企業でも、中国内の工場に最先端装置の輸出を制限する方針を示すことになった。
無錫工場では、同社のDRAMの約半分(世界全体でのシェアは15%)を製造しているため、今後の無錫工場の立ち位置が注目される。