オランダの露光装置世界最大手 ASML Holdings社は2022年1月19日、2021年第4四半期(2021年10月〜12月)および2021年通期の業績を発表した。
2021年第4四半期の売上高は49億8,800万ユーロで、前年度同期比17.2%増、前期比4.9%減となった。地域別構成比率は台湾51%、韓国27%、中国22%。応用分野別ではロジック73%、メモリ2%。光源別売上台数と売上高構成比率(%)は、i線が11台で1%、KrFが35台で10%、ArFドライが5台で3%、ArF液浸が20台で35%、EUVが11台で46%となった。このほか、検査・測定装置が売上高の5%を占めている。新品装置の販売台数は182台で、中古装置は9台となった。
受注額は71億ユーロで、その中にはNA=0.33のEUVシステムの26億ユーロ分、NA=0.55のシステム1台が含まれる。
営業利益は20億3,100万ユーロで、前年度同期比35.0%増、前期比5.8%増。純利益は17億7,400万ユーロで、前年度同期比31.3%増、前期比2.0%増となった。
2021年通年業績は、売上高が前年度比33.1%増の186億1,100万ユーロ、営業利益は同66.6%増の67億5,000万ユーロ、純利益は同65.5%増の58億8,300万ユーロとなった。
地域別比率は台湾44%、韓国35%、中国16%、米国5%、日本1%。用途別ではロジックが70%、メモリが30%。
光源別売上台数と売上高構成比率(%)は、i線が33台で1%、KrFが131台で10%、ArFドライが22台で3%、ArF液浸が81台で36%、EUVが42台で46%となった。このほか、検査・測定装置が売上高の4%を占めている。
2022年第1四半期は売上高33億ユーロ〜35億ユーロを予想している。既存設備へのサービス事業の売上高12億ユーロを含んでいる。また、約20億ユーロの前四半期からのシフト分は含まれていない。
2022年通期では、前期比20%増を見込んでいる。