米Wolfspeed社（旧Cree社）と米General Motors（GM）社は2021年10月4日、GMの今後のEVに向けて、SiCデバイスおよびソリューションの開発と供給に関する戦略的な提携を結んだことを発表した。WolfspeedのSiCデバイスはGMの次世代EVに採用されるUltiumドライブユニットで使用される。SiCデバイスを採用することで、GMはより効率のよいEV推進システムが導入できるようになり、製品ラインの迅速に広げることが可能になると期待されている。
今回の提携対象となるWolfspeedのSiCデバイスは2022年早期に稼働を開始するMohawk Valley工場（米ニューヨーク州）で製造される。製造するのは、400〜800V、さらにはそれ以上の高耐圧デバイスとなる。
今回の提携の一環として、GMはWolfspeedの製品供給プログラムWolfspeed Assuarance Supply Program（WSAoSP）に参加する。これにより、GMはEV向けに信頼性の高い国産製品を安定的に、需要に合わせて調達することが可能になる。
なお、Creeは2021年10月4日付けで、正式に社名をWolfspeed,Inc.へと変更した。