米intel社は2021年1月21日、2020年第4四半期(2020年10月〜12月)および2020年通期(2020年1月〜12月)業績を発表した。
20年度第4四半期の売上高は199億7,800万米ドルで、前年度同期比1.1%減だが10月時点での見通しを26億米ドル上回った。営業利益は前年度比13.4%減の58億8,400万米ドル、純利益は同15.2%減の58億5,700万米ドルとなった。データセンタ事業の売り上げ減が影響した。同期設備投資額は前年度同期比17.1%減の38億6,700万米ドルとなった。

事業別業績はデータセンタグループ(DCG)事業は売上高が同15.6%減の60億8,800万米ドル、営業利益は40.2%減の20億7,700万米ドルとなった。IoT事業は、売上高が同4.3%減の11億1,000万米ドル、営業利益は同22.3%減の2億3,300万米ドルとなった。このうちIoTグループの売上高は同15.5%減の7億7,700万米ドル、Mobileyeの売上高は同38.8%増の3億3300万米ドルとなった。不揮発性メモリ・ソリューショングループ(NVMSG)事業の売上高は同0.1%減の12億800万米ドル、営業利益は7,600万米ドルで黒字を回復した。FPGA事業を担当するプログラマブル・ソリューション・グループ(PSG)の売上高は同16.4%減の4億2,200万米ドル、営業利益は4,300万米ドルで前年度同期から半減となった。クライアント・コンピューティング・グループ(CCG)事業の売上高は同9.3%増の109億3,900万米ドル、営業利益は同10.3%増の45億800万米ドルとなった。同期の設備投資額は前年度比12.0%減の142億5,900万米ドルとなった。

また、2020年度の通期業績は、売上高が前年度比8.6%増の778億6,700万米ドル、営業利益は同7.5%増の236億7,800万米ドル、純利益は同0.7%減の208億9,900万米ドルとなった。
事業別業績は、DCG事業が売上高が前年度比14.1%増の261億300万米ドル、営業利益は同3.4%増の105億7,100万米ドルとなった。
IoT事業の売上高は同15.4%減の39億7,400万米ドル、営業利益は同45.0%減の7億3,800万米ドルとなった。IoTグループの売上高は同21.3%減の30億700万米ドル、Mobileyeの売上高は、同10.6%増の9億6,700万米ドルとなった。
NVMSG事業の売上高は、22.8%増の53億5,800万米ドル、営業利益は3億6,100万米ドルで、前年度の11億7,600万米ドルの赤字から大幅に改善した。
PSG事業の売上高は同6.7%減の18億5,300万米ドル、営業利益は同18.2%減の2億6,000万米ドルとなった。
CCG事業の売上高は同7.1%増の400億5,700万米ドル、営業利益は同0.5%減の151億2,900万米ドルとなった。

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