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GNCレター
SCREEN HD(ホールディングス)最高経営責任者の広江 敏朗氏は、米Applied Materialsが中国当局の反対によって、買収を断念した米KKRファンド傘下のKOKUSAI ELECTRICの買収について「チャンスがあれば検討したい」と、今後の買収に含みを持たせる発言をしたと報じられている。
KOKUSAI ELECTRICは薄膜形成に用いられる縦型CVD装置で世界でおよそ35%、縦型酸化拡散炉でおよそ35%のシェアを持っており、中国市場ではこの2つの装置で世界シェア1位を占める東京エレクトロンよりシェアが高い。SMICなどの主要中国半導体メーカーにも導入されていると見られている。(出典: 世界半導体製造装置・試験/検査装置市場年鑑2020) そのため、今回、中国当局は買収を承認して、Kokusai Electric製装置がAMATと同様に米国の規制にかかり、輸出が出来なくなることを恐れたと見られる。
SCREENは半導体洗浄装置シェアで世界トップであり、TSMCを始め、世界の主要半導体メーカーとの取引が多く、既に3nmプロセス向けの開発も終えていると報じられており、今後も成長が期待できる。一方で、洗浄装置売上が90%を占めており、KOKUSAIを取り込むことでラインナップの拡充を目指す事が可能となる。
4/21 追記:この件に関して、SCREEN HDはプレスリリースで、「事実と異なる」ことを発表している。
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