梶山経済産業大臣は、2月12日の閣議後の会見で、日本に材料の研究開発を目的とした子会社の設立を発表した台湾のTSMCに対して、「歓迎する」というコメントを出した。
続けて、梶山経済産業大臣は、「日本が強みを有する材料、装置と連携し、国内半導体産業の活性化を期待する」と述べた。また、梶山経済産業大臣は、「NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の公募等も活用し、日本がデジタル社会で活躍できる先端半導体を国内で生産できる技術の流れを確保したい」と続けて述べた。

TSMCは2月10日、半導体材料の先端研究開発センターを茨城県つくば市に設けることを正式に発表した。つくば市には国の研究機関でもある、産業総合技術研究所(産総研)も置かれており、TSMC、国内メーカー、国家が連携してさらなる技術革新をもたらす動きも期待したい。