オランダASML Holdings社は2021年1月20日、2020年12月期第4四半期(2020年10月〜12月)および2020年度通期(2020年1月〜12月)業績を発表した。
2020年第4四半期の売上高は前年度同期比7.5%増の42億5,400万ユーロ、このうち製品売上高は31億9,800万ユーロ、アフターサービスなどインストールベースの売上高は10億5,600万ユーロとなった。受注額は42億3,800万ユーロで、このうちEUV装置は6台、10億6,700万ユーロとなった。ロジックが78%、メモリは22%となった。受注のうち新品装置は114台、中古装置が9台となった。
光源別売上高構成比率はi線が1%、KrFが11%、ArFドライが4%、ArF液浸が45%、EUVが36%。台数ではi線6台、KrF35台、ArF7台、ArF液浸が24台、EUV8台となった。
アプリケーション別構成比率は、ロジック72%、メモリが28%。地域別構成比率は、台湾39%、韓国31%、中国12%、日本6%、米国4%、欧州中東8%となった。
営業利益は同17.8%増の15億400万ユーロ、純利益は同27.2%増の13億5,100万ユーロとなった。
2020年度通期業績は、売上高が前年度比18.3%増の139億7,900万ユーロ、受注額は同3.8%減の112億9,200万ユーロ、営業利益は同45.1%増の40億5,100万ユーロ、純利益は同37.1%増の35億5,400万ユーロとなった。
光源別売上高構成比率はi線が1%、KrFが10%、ArFドライが4%、ArF液浸が38%、EUVが43%。台数ではi線34台、KrF103台、ArF22台、ArF液浸が68台、EUV31台となった。
アプリケーション別構成比率は、ロジック72%、メモリが28%。地域別構成比率は、台湾36%、韓国31%、中国18%、日本3%、米国9%、欧州中東3%となった。
2021年12月期第1四半期(2021年1月〜3月)の見通しは、売上高が39億〜41億ユーロ(うち、インストールベースが9億5,000万ユーロ)、総利益率は50〜51%と予測している。