国内製造装置大手のディスコは2021年7月20日、2021年度第1四半期(2021年4月〜6月)の業績を発表した。同期売上高は前年度同期比35.4%増の482億9,100万円(前期比12.6%減)、営業利益は同66.4%増の154億4,400万円(前期比6.0%減)、純利益は同63.5%増の105億8,100万円(前期比21.4%減)。半導体メーカの設備投資意欲は継続しており、ダイシングソー、グラインダの出荷がアジア地域向けに堅調に推移した。精密加工装置の出荷額は過去最高となった。
事業分野別構成比率はダイシングソー、グラインダなどの精密加工装置全体が59%、ブレードなどの精密加工ツールが22%となっている。精密加工装置59%のうち、ダイシングソーは38%、グラインダが21%となっている。ダイシングソーの売上高は前年同期比26%増となり、グラインダの売上高は同36%増となった。精密加工装置事業全体の売上高は前年度比23%増と、好調を維持している。