台湾の受託製造大手、TSMCは報道されてきた、日本への工場建設について、否定する声明を発表した。
但し、現段階では日本に材料の研究開発センターを設立することを検討中であると認めた。サプライチェーンのパートナーと共に、集積回路向けの新規材料を開発していく方針だと説明した。
しかし、現段階では最終決定には至っていないとしている。

TSMCは、2020年の優秀サプライヤーの中に製造装置メーカーとして、東京エレクトロン・ディスコ・SCREENセミコンダクタソリューションズを、材料メーカーとして信越化学・サムコ・旭化成を選出しており、日本企業との関係は深く、研究開発センターの設立によって、更に深い関係性を構築していく事が期待される。