東京エレクトロンは2020年10月29日、2021年3月期の第2四半期(2020年7〜9月)、上期(2020年4月〜9月)業績を発表した。第2四半期の全社売上高は前年度同期比21.0%増の3,533億円、営業利益は同22.7%増の735億円、純利益は同18.6%増の555億円となった。
半導体製造装置事業の売上高は同22.0%増の3,316億円、営業利益は同24.5%増の854億円となった。FPD製造装置事業の売上高は同7.5%増216億円、営業利益は同5億円減の21億円となった。フィールドソリューション事業売上高は同7.8%増の817億円となった。
半導体製造装置事業のアプリケーション別構成比率はDRAM24%、不揮発性メモリ26%、ロジックファウンドリ18%、ロジック&その他が32%。
上期の全社業績は、売上高が前年度比31.4%増の6,681億6,000万円、営業利益は同43.9%増の1474億2,900万円、純利益は同42.3%増の1120億1,200万円となった。
半導体製造装置事業の同期売上高は前年度同期比35.2%増の6,354億円となった。複数のアプリケーションで装置設置の前倒しが進んみ、売上高計画を上回った。NAND型フラッシュメモリ、DRAM、ロジック/ファンドリで設備投資が堅調に推移した。
FPD製造装置事業の売上高は同14.9%減の326億円となった。TV用大型パネルの投資は継続、モバイル用中小型OLED向け投資も回復基調にある。中国でも第2四半期から回復に向かっている。しかし、第1四半期の落ち込みをカバーするには至らず、前年度割れとなった。
2021年通期では、全社売上高が前年度比15.3%増の1兆3,000億円、営業利益が同18.5%増の2,810億円、純利益は同13.4%増の2,100億円と予想している。半導体製造装置事業の売上高は同15.0%増の1兆2,200億円、FPD製造装置事業の売上高は同21.0%増の800億円を予想している。