オン・セミコンダクターは、株式会社SUBARUが新型レヴォーグから搭載する次世代運転プラットフォーム「アイサイトX」に、先代のアイサイトに引き続き、同社のイメージセンシング技術が使用されることを発表した。

「アイサイトX」に搭載する同社のイメージセンサは、2.3Mピクセルと、先代アイサイトに使用されたイメージセンサと比較して、2倍近い高画素化に成功した。更に、LEDフリッカー軽減技術を採用したことにより、信号機やテールライト、道路標識に採用されるLEDの正確な認識に対応出来るようになった。

今回の新型アイサイトでは、ステレオカメラも日立オートモティブ製から、自動車安全部品大手オートリブの子会社である、ヴィオニア製のステレオカメラを採用し、より広い視野を獲得している。さらにステレオカメラとミリ波レーダーが連携するようになり、アクティブレーンチェンジシステムや、ドライバー異常時対応システムといった追加機能もサポートされた。。

高画質化、広視野化を実現し、ミリ波レーダーの情報とも連携する必要があることから、映像を処理する半導体も刷新された。今回採用されたのは、ザイリンクス製 Zynq UltraScale+ MPSoC(マルチプロセッサシステムオンチップ)である。
高性能16nmプロセスの最新テクノロジを活用した高い処理性能によって、立体イメージ画像を超低遅延で3Dポイントクラウド化し、機能的に安全をサポートする。