Samsung Electronicsは2020年7月30日、2020年度第2四半期(2020年4〜6月)業績を発表した。同期の全社業績は、売上高が52兆9,700億ウォンで、前年度同期比5.6%減、前期比4.3%減となった。営業利益は8兆1,500億ウォンで、前年度同期比23.5%増、前期比26.4%増、純利益は5兆5,600億ウォンで、前年度同期比7.3%増、前期比13.9%増となった。
半導体事業の売上高は18兆2,300億ウォンで前年度同期比13.3%増、前期比3.3%増となった。営業利益は5兆4.300億ウォンで、前年度同期比59.7%増、前期比36.1%増となった。第5世代の3D NAND型フラッシュメモリが売上をけん引した。
半導体事業のうち、メモリ事業の売上高は14兆6,100億ウォンで、前年度同期比18.8%増、前期比10.9%増となった。
ディスプレイ事業の売上高は6兆7,200億ウォンで、前年度同期比11.8%減、前期比2.0%増となった。営業利益は3,000億ウォンで、前年度同期比60.0%減だが、前期からは5,900億ウォン改善、黒字回復を達成した。しかしながら新型コロナウィルスによる肺炎の広がりによりスマートフォンの需要が停滞したことからモバイル向け中小型パネルの売上高が伸び悩んだ。また、東京オリンピックやサッカーの欧州選手権など大型イベントの延期などにより大型TVの売上高は予想を下回り大型パネルの売上高も低迷した。