GNC letter
GNCレター
半導体製造装置大手、米Lam Researchは10月22日、2026年第1四半期(2025年7~9月期)の決算を発表した。売上高は前期比3%増、前年同期比27%増の53億2,400万ドル、純利益は前期比9%減、前年同期比40%増の15億6,800万ドルとなった。生成AIの普及による先端半導体向け製造装置の需要が同社の業績を支えている。
地域別の売上高の割合は中国が43%と最も高い割合を示し、台湾(19%)、韓国(15%)、日本(10%)がこれに続く。中国への輸出規制により2億ドルほどの影響を受けたものの、規制対象ではない装置の売上が好調で、地域別では依然中国向けの割合が最大である。
同社のCEO(最高経営責任者)を務めるTim Archer氏は、「私たちは大きな機会に満ちた環境の中で着実に成果を上げており、重要なデバイス分野にわたる製品とソリューションの拡大するポートフォリオによって、今後も力強い成長を続けるための確固たる立場を築いている」と、今後の更なる成長に期待した。
同社は2026年第2四半期(2025年10~12月)の業績予想についても発表。売上高を49億~55億ドルとアナリスト予想を上回る強気の見通しを立てた。中国向けの輸出規制の影響は限定的で、AI半導体向け需要の更なる伸びへの期待が表れている。
出典:Lam Research Press Release
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