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GNCレター
半導体受託生産最大手、台TSMCは7月17日、2025年第2四半期の業績を発表した。売上高は前期比11.3%増、前年同期比38.6%増の9,337億9,000万台湾ドル、純利益は前期比10.2%増、前年同期比60.7%増の3,982億7,000万台湾ドルとなり、いずれも四半期ベースで過去最高となり、6四半期連続の増収増益となった。
同社のシニア・バイス・プレジデントを務めるWendell Huang氏は第2四半期の業績について、「AIとHPC関連の力強い需要の継続に支えられた」と説明した。同期のウエーハ売上高の割合をみると、3nmが24%、5nmが36%、7nmが14%であり、7nm以下の先端半導体の占める割合は全体の74%を占めることになる。
同社は2025年第3四半期の予想についても発表。売上高は米ドルベースで318億ドル~330億ドルとの予想を示した。Wendell Huang氏は第3四半期について、「当社の最先端プロセス技術への強い需要が、事業の支えになると期待している」と述べた。
なお、同社の最高経営責任者(CEO)を務めるJensen Huang氏は業績に関する説明会で、2025年通期の売上高が米ドルベースで前年比30%前後の伸びになるとの見通しを示し、6月時点の「20%台半ばの伸びになる」という予想を上方修正した。
その一方、「(トランプ米政権)による関税政策の影響という不確実性とリスクが存在することを理解している」とも述べた。
出典:TSMC ニュースリリース
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