京セラは2025年5月14日、ディスクリート半導体を中心としたパワー半導体製品の製造及び、販売事業を、2026年1月に国内パワー半導体大手である新電元工業に売却することを発表した。

京セラでは、2025年3月期、第3四半期の決算が赤字に転落しており、業績の立て直し及び企業価値の向上に向けて、ノンコア事業からは撤退する方針を示していた。

京セラの2025年3月期のパワーデバイス事業の売上高は72億5,200万円。

今後京セラでは神奈川県の秦野工場、茨城県のつくば事業所、台湾の子会社であるKYOCERA International Electronicsでディスクリート半導体を生産しており、この3つの工場は2025年10月に吸収分割承継会社の設立後、2026年１月に新電元工業に売却される予定としている。