米半導体大手のクァルコムは、2020年度第四四半期決算を発表した。売上は83億4600万ドルと、前年同期比73%増と、好調を表す結果となった。純利益は29億6,000万ドルと、前年同期比485%増となった。通期での売上高は、前年同期比3%減の235億3,100万ドルとなり、純利益は前年比19%増の51億9800万ドルとなった。

市場では、今後は5G普及が更に本格化していくことで、5G需要がクァルコムの業績を後押しすることが予測されており、決算発表前の株価129ドルから発表後の148ドルへと大幅に伸長した。また、クァルコムでは今後、ノキアやエリクソンといった有力な5G基地局サプライヤーに向けて、基地局向けのチップを提供していくことを明らかにしている。