ジャパンディスプレイ(JDI)は2020年9月10日、2020年度第1四半期(2020年4月〜6月)業績を発表した。同期売上高は前年度同期比2.7%減の879億9,900万円、営業利益は70億600万円の損失だが、前年度同期からは約200億円の改善、純損益は162億8,600万円の損失だが、前年度同期からは約620億円の改善となった。
分野別売上高は、モバイル分野が全体の約70%、617億円で前年度同期比15%増となった。地域別内訳は、欧米554億円、中国・その他が63億円となった。
車載分野は売上高の約17%、148億円となった。自動車生産の大幅調整の影響により、前年度同期比では42%減と大幅な売り上げ減となった。
ノンモバイル分野の売上高は全体の13%にあたる約115億円、前年同期比では3%増となった。ノートPC、ウェアラブル、VR向けの需要が堅調に推移した。
2020年度に関しては、売上高は2019年度比15〜25%減を予想している。スマートフォン向けは2Qから改善、スマートフォン向けは下期需要に期待している。設備投資は128億円、研究開発費は90億円を計画している。