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GNCレター
ルネサスエレクトロニクスは2月5日、2025年第4四半期及び通期の決算を発表した。同四半期の売上高は前期比4.8%増、前年同期比20.1%増の3,515億円、GAAPベースの純利益は前期比83.7%減、前年同期比20.7%減の173億円となった。また、通期の売上高は前年比2.0%減の1兆3,212億円、GAAPベースの純損失は518億円となり、前年の2,190億円の黒字から一転して赤字を計上した。同社が通期で赤字を計上するのは6年ぶりとなる。同社と協業関係にあり、同社が約20億ドルを預託していたSiCパワー半導体大手、米Wolfspeedが2025年6月に米連邦破産法第11条(チャプター11)の適用を申請したのに伴い、2,366億円の関連損失を計上したことが赤字の最大の要因となった。
部門別の同四半期の売上高は自動車部門が前期比2.6%増、前年同期比9.8%増の1,633億円、産業・インフラ・IoT部門が前期比7.1%増、前年同期比32.1%増の1,860億円となった。また、通期では自動車部門が前年比9.0%減の6,397億円、産業・インフラ・IoT部門が同5.5%増の6,718億円となった。自動車向けは足元では回復を見せているものの、上半期の電気自動車(EV)関連の減速が響いている。一方で通信インフラ、データセンター、ネットワーク向けの需要が増加を見せたほか、産業機器向けも需要が底堅く、自動車部門における低迷を補った形となる。その結果、Non-GAAPベースでは黒字を計上しており、第4四半期の純利益は900億円、通期の純利益は3,293億円となっている。
同社は2026年第1四半期の業績予想についても発表。売上高を3,675億円~3,825億円との見通しを示した。EV需要の低迷が継続し、自動車向けの売上は伸び悩むものの、データセンターのサーバーなど、人工知能(AI)インフラ関連の需要が非常に強く、同社の売上を押し上げるものと期待した。
同社の柴田英利社長は2026年について、「デジタルのパワー半導体が牽引し、AI関連の売上収益は前年の2倍の規模になる」とし、「加えて、自動車や産業向けでもしっかりとした成長が見込める」と述べた。
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