GNC letter
GNCレター
米Intelは4月8日、同社のテクノロジー・ロードマップを推進し、顧客のためにサプライチェーンの強靭化を図るうえで、同社が求める高い基準を満たす模範となるサプライヤーを表彰する「The 2025 Intel EPIC Supplier Award(2025年Intel EPICサプライヤー・プログラム)」の受賞企業を発表した。
Intelは1987年から優秀サプライヤーに対する表彰プログラムをスタート。現在は「EPIC」(Excellence:卓越性、Partnership:パートナーシップ、Inclusion:包括性、Continuous Improvement:継続的改善)パフォーマンスに対して貢献した企業を毎年表彰している。同社によれば、数千ある同社のサプライヤーの中で、表彰の資格があるのは数百社に限られるとのこと。
今回の受賞企業は全体で37社。半導体製造装置大手の米Applied Materials、蘭ASML、米Lam Research、パートナーシップを結ぶメモリ大手の韓 Samsung Electronicsなど、錚々たる企業が並ぶ中、日本企業は11社が名を連ねた。以下が受賞した日本企業と受賞理由である。
AGC(EUVマスクブランクス技術)、ディスコ(技術開発ならびに事業協力)、富士フイルムエレクトロニクスマテリアルズ(地域別調達)、レーザーテック(EUVマスク技術開発)、村田機械(製造)、ナミックス(封止材料開発)、日本通運(品質)、千住金属工業(はんだ材料開発)、新光電気工業(サブスレートの技術・コスト・技術)、東京エレクトロン(技術開発・製造・サステナビリティ)、東ソー・クォーツ(クォーツ部品の品質、技術、供給能力)
同社の主席バイスプレジデントを務めるNaga Chandrasekaran氏は受賞企業について、「Intelのコアバリューを体現し、継続的な品質向上において高い基準を設定している」とし、「Intelに対して多大な貢献を果たし、世界規模で業界をけん引するリーダーとして認識されている」としたうえ、「安全性、品質、手頃な価格、革新性、そしてコラボレーションへの揺るぎないコミットメントは、他の企業にとって卓越性の模範となる基準を確立している」として、高く評価した。
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