米Intelは、台TSMCとの間で、TSMCの3nmプロセスを利用した製造について合意したと、台湾メディアDigi Timesによって報道された。TSMCは、Intelのために台湾北部の新竹市宝山地区に工場を新設し、3nmプロセスでの半導体生産を開始する予定だという。同工場で生産される予定のチップは第14世代CoreプロセッサのMeteor Lakeと言われている。

Meteor Lakeは、先にIntelが公開したテストチップ写真によると、1CPU内に複数のダイが搭載されるマルチチップパッケージが採用されており、i-GPU部分はTSMCの3nmプロセスを、CPU部分はIntelの7nm、SoCの部分ではTSMCのN5、またはN4が利用されると言われている。

現在のIntelは、TSMCとの取引額は全体のわずか0.84%にすぎないが、このMeteor Lake製造委託の契約締結によって、今後IntelはTSMCの顧客として、取引額トップ3に入ってくる可能性があるという。