GNC letter
GNCレター
半導体受託生産最大手、台湾・TSMCは1月10日、2024年12月の業績を発表した。売上高は前月比0.8%増、前年同期比57.8%増の2,781億6,000万台湾ドルとなった。また、第4四半期(10~12月)の売上高は前年同期比34.4%増の8,684億2,000万台湾ドルとなった。市場予想を上回り、四半期として過去最高を更新した。人工知能(AI)向けなどに先端半導体の需要が好調だった。
同社は2024年12月通期の売上高についても発表。前年比33.9%増の2兆8,943億1,000万台湾ドルとなった。2023年12月期は14年ぶりの減収であったが、一転して過去最高を更新した。
同社はiPhoneをはじめとする米Apple製品に先端半導体を独占供給しているほか、米NVIDIAや米Advanced Micro devices(AMD)などが開発するAI向け半導体についても製造をほぼ独占している。AI向け半導体の強い需要は今後も継続することが予想されており、2025年以降も同社の業績の継続的な伸びが期待される。
同社は1月16日に2024年第4四半期の決算発表を予定している。経営陣らが業績の詳細や2025年の展望について説明する見通しであり、その内容が注目される。
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