Rapidusは7月19日、米EE Times誌が選ぶ2024年に注目すべきスタートアップ企業「Silicon 100」に選出されたことを発表した。同社は2023年にも「Silicon 100」に選出されており、2年連続での選出となった。

「Silicon 100」は、エレクトロニクスや半導体業界において、将来の大きな可能性と影響力のある技術を有するスタートアップ企業を取り上げている。2004年に「Silicon 60」として始まり、今回が20年目となっている。今年は最先端素材や先端パッケージング技術、エッジAIやセキュリティ技術など、24の分野から選出している。2024年は前年と比較して、中国企業が減り、欧州企業が増えたという特徴がある。これは米中対立を背景に、中国の最先端技術へのアクセスが難しくなったことが原因であるとされている。

Rapidusは、特にチップレットとパッケージングのファウンドリとして高い評価を受け、今年のリストに掲載された。なお、日本企業としては唯一の掲載となる。

Rapidus代表取締役社長の小池淳義氏は同社の「Silicon 100」選出について、「過去2年間の半導体業界への当社の貢献を証明するもとして大変喜ばしく思う」と述べるとともに、「半導体革命のこの重要な時期に、最先端の前工程プロセスおよびパッケージング技術、チップレットを持つ半導体ファウンドリ事業に挑戦できることを誇りに思う」と述べた。

出典:Rapidus ニュース