半導体や液晶の製造装置国内大手のSCREENホールディングスは8月22日、富山県高岡市に高岡事業所を開設し、8月23日より操業を開始すると発表した。鉄骨造2階建て、延べ床面積約8千平方メートルで総工費は55億円。

同事業所では、同社が世界シェア首位を誇る枚葉式洗浄装置の薬液供給キャビネットとして、キャビネットの組み立てから検査まで一貫生産で行うことにより、半導体装置事業全体の生産能力向上と効率化を図る。

同社は中長期での同装置需要の拡大に対応するため、国内で同装置の生産能力増強を進めている。高岡事業所の開設を含む一連の計画で、同生産能力を現状比2割高める目標である。同社は、「今後も、SPE事業におけるシェア拡大、収益性向上と競争力強化を図るとともに、半導体業界のさらなる発展に貢献していく」としている。