米Intelが、5月24日に台湾で開かれた「Intel vision 2023」で、韓国・ソウルに「Advanced data center development lab」というデータセンター開発研究所を開設すると発表したことが、31日に韓国の半導体業界関係者により伝えられた。

同研究所では、データセンター用の中央処理装置(CPU)とメモリーの互換性をテストし、問題が発生した場合、その原因究明等の作業を行う。これらの作業は、サムスン電子やSKハイニックスをはじめとしたメモリー半導体の製造会社と協力して行われる予定である。

「Advanced data center development lab」は今年中に開設される予定であり、インテルは同研究所での研究開発(R&D)を通して、メモリー半導体生産で世界をリードするサムスン電子とSKハイニックスとの協力を深めることにより、成長のポテンシャルの高いデータセンター用半導体の市場における自社の立場をより強固なものにする狙いがあるとみられる。

なお、今回のインテルの韓国におけるデータセンターラボの設立は米国、中国、台湾、インド、メキシコに次いで6か国目となる。