米Intel社は2020年9月2日、第11世代Coreプロセッサを発表した。これはこれまで「TigerLake」というコードネームで開発されていたモバイルプロセサ。また、ノートPCの新コンセプトである「Project Athena」について、Tiger Lake世代からは「Intel Evo platform」というブランド名とすることも明らかにした。
第11世代CoreプロセッサはCPUコアにWillow Cove、GPUにiris Xe-LP、AIの推論アクセラレータ(NP)としてGNA 2.0、イメージング・プロセッサユニットという複数のプロセサ・コアを内蔵、それぞれが第10世代品よりも強化されている。製造は10nmプロセスだが、前世代から改良されたFin FET(SuperFin)構造を採用している。新構造の採用により、動作周波数は最大(シングルコア/ターボ時)で4.80GHzとなっている。L2キャッシュは1.25メガバイト(MB)に拡大されている。