ルネサス エレクトロニクスは2023年2月9日、2022年12月期第4四半期(2022年10月~12月)および通期(2022年1月~12月)業績を発表した。

22年12月期第4四半期の売上高は3,913億円で、前年同期比24.5%増、前四半期比1.0%増。営業利益は1,357億円で、前年度同期比37.5%増、前四半期比5.0%減。純利益は856億円、前年度同期比3.6%減、前四半期比25.8%減となった。設備稼働率は300mmラインは70%以下に低下、200mmラインは90%レベルを維持ているものの低下が続いている。
事業分野別では、自動車向け事業の売上高は1,696億円で、前年度同期比28.8%増、前四半期比7.5%増。産業・インフラ・IoT事業向け売上高は2,189億円で、前年度同期比22.0%増、前四半期比3.5%増となった。

2022年12月期通期業績は、売上高が前年度比51.0%増の1兆5,009億円、営業利益が144.0%増の4,242億円、純利益は同114.7%増の2,566億円となった。事業分野別の売上高は、自動車分野が同39.5%増の6,450億円、産業・インフラ・IoT分野や同64.1%増の8,459億円となった。
設備投資額は前年度880億円の約2.5倍増(145.9%増)の2,164億円となった。甲府工場の再稼働に向けての費用、那珂工場の強化などに含まれている。甲府工場の再稼働には総額900億円の投資を計画している。

2023年12月期第1四半期(2023年1月~12月)については、売上高が前年度同期比2.4%増の3,550億円を予想している。